今日仕事帰り、最寄駅からダラダラ歩いていたら真っ暗闇の路地で向かい側から明らかに様子のおかしい人が近づいてきた。
私は歩道を歩いていてガードレールがあるので回避することができず、仕方なくそのまま歩いていったら、80才近くのおじいさんで
「この辺に川がありますか?」
「新富士宮橋はどこですか?」
と繰り返す。
「相当歩けば多摩川がありますけど・・・新富士宮橋は聞いたことないです」
と答えると、途方にくれた感じで「多摩川じゃなくてもっと小さい川なんです」と言う。
会話が続かなくなって「じゃあいいです」と言うのでそのままその場を立ち去った。
けどなんとなく気になって振り返るとまた別の人に同じことを聞いている様子。だけどみんな素通り。
仕方なく仕事中の夫に電話し「新富士宮橋ってどこ?」
「俺、わからんよ~交番に言ったほうがいいんじゃない?」
というわけで、50mくらい歩いたところからまたおじいさんのところにUターンし、
「道がわかんなくなっちゃったんですよね?」
「そうみたい。自分は目があまり見えないからこの辺りがどこかもぜんぜんわからない」
「目が見えない?危ないので歩道の内側に腰掛けてください。私もその橋がどこかわからないので、おまわりさんに来てもらいましょうか。すぐそばに交番がありますから」
「あぁ、そう・・・」
「一緒に行きますか?」
と言ったもののものすごく足が悪そうでこの調子で歩くと交番まで相当かかると思った私は
「私、交番に行って警察を呼んできますから、ここに座って待っていてください。」
と念を押し交番に向かった。といっても交番までは歩いて10分くらい。こんなことくらいじゃ110番しちゃいけないんだろうか・・・・と葛藤しつつ、早歩き。
だけど目があまりよくないと言っていたおじいさんがあの暗闇で不安だろう。もしも事故とかになってしまったら・・・と悪い想像ばかりが頭をよぎり途中から走ってしまった。
5ヶ月になる妊婦が走っていいのか、このやろー!と自問自答したけどおじいさんのことも心配で不安で仕方ない。
途中からホントにきつくなってしまってはぁはぁ言いながら交番に行くと警官一人もいない。マジでなんなんだよ・・・って思った。すすきのの交番だったら絶対警官いるはずなのに!見習えよっ。
すいませんっ!と何度も叫んだけど誰も出ない。
仕方なく机の上に書いてあった連絡先に交番の電話から電話し、事情を説明して警官に来てもらうことに。
そしてまた来た道をUターンしておじいさんのいる場所まで戻っているとちょうど私を警官のバイクが追い越していった。しかも道に迷っている。
なので「こっちです!」と道端で叫び路地に入ってもらった。
そしたら私のところに警官はやってきて私の住所や連絡先、生年月日を聞く。
その情報必要ですか?あと50Mほど先にポツンと待ってるおじいさんがいるはずだから、早く行ってあげて!と言いたかった。
私の個人情報のメモが終わると、その警官は「ちょっと探してみますね~」と言って猛スピードでバイクを飛ばしていった。
探してみますね、じゃねぇよっ!すぐそこにいるんだよ!と思いつつ、バイクの後姿を見送るとおじいさんを通過。
おぇぇぇぇぇっ?と思いました。あ、あんたねぇ・・・とずっこけるかと思ったよ。
だけどその警官さんはちゃんとおじいさんに気づいてすぐにUターンして戻ってきました。ほっ。さすが日本警察やね。
その後おじいさんと警官の位置まで歩いていった私の顔をおじいさんはまったく覚えていない様子でしたが、警官がちゃんと保護してくださったようでした。
そして結局30分近く歩き回った私は今帰宅。ホントにホントに疲れた。
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