春分の日に
3月20日、春分の日に長かった妊娠生活を終えました。
切迫早産から始まり、やっと退院できたと思ったのもつかの間、妊娠高血圧症になってしまい、1週間でありえないほどに体重は増え、足は本物の大根以上に膨れ上がり、土踏まずはどこへやら・・・今まで履いていた靴も履けない状態。
このままだと自然分娩は無理と診断され、19日に入院し20日のお昼の診察で先生が一言、
「危険だから帝王切開で早めに出しちゃう?」
「あ、はい。出しちゃいます」
「じゃ2時間後くらいから手術しましょう」
それはまるでテレビ番組「うち来る?」の
「うち来る?」
「行く行く!」
的なノリで帝王切開が決まりました。
痛いの嫌いな私だけど不思議と恐怖心はなかったです。
手術室で麻酔をするとき体中がむくんでいたので、なかなか麻酔が入らず10回以上射しなおしをし、激痛だったけどそれ以外は冷静だった。
麻酔中も「麻酔の麻酔はねぇから!」というかつてお世話になった皮膚科の先生の名言を思い出し(皮膚良性腫瘍切除術)、あぁ何十年か経って医学がもっと進歩してくれれば麻酔の麻酔も出来てるかも・・・とか考えていた。
そんな感じだったけど、やっぱり生まれた直後はすごく感動した。
今までお腹の中で10ヶ月いた子と対面したときは、切迫早産で入院していたときのことを思い出し(というか、ずっと忘れられないんだけど)本当に臨月まで頑張ってくれてありがとう。生まれてきてくれただけで充分親孝行だよ・・・って本当に思った。
ちなみに手術室では嵐のアルバム「dream a live」をかけてもらいました。
生まれた瞬間に流れていたのは
move your bodyでした。
happinesが流れ始め、執刀医の院長先生が嵐だと気付いたらしく
先生「あ~これ嵐?この曲聴くとエアギターやりたくなるね!何の主題歌だっけ?」
私「山田太郎です!」
先生「大野くんの体操のお兄さんも終わっちゃったしね、あれも結構見てたんだ」
私「いや、歌のお兄さんですよ!」
とかいう会話を手術中に本当にしました。
でも縫合が終わり、助産師さんたちと私を残して先に手術室を出て行く先生の背中は汗びっしょりで手術服が汗でぬれているのを見て、何度も帝王切開手術なんてしてるであろうプロの先生たちも必死にやってくれたと思うと、先生本当にありがとうございました・・・って思った。
そしてそのまま一晩眠っておきたら激痛に襲われ何度も「痛み止めを出してください」と頼みました。
寝てるだけでも痛いのに看護師さんたちは何度もお腹を押す。状態確認のために仕方ないんだろうけどあまりの痛さに、アッパーパンチをお見舞いしたいくらいでした。
そして2日目からはもう歩けと言う。歩けるか!!!と悪態付きたいくらい痛いので
「ちょっとこんな痛さで歩けるわけありません。帝王切開の人みんなこんな痛いの?」
「そうです!頑張りましょう!」
「ちがう、私はどっかおかしいんだ。こんな痛いのに歩けるはずないもん・・・本当にこの痛み正常ですか?診察してください。先生に診てもらいたいです!」
と何度も子供のように聞き返してしまった。
でも歩かされました。
自然分娩は出産前が痛くて、帝王切開は出産後が痛い、と聞いていたけど、世の中たくさんの女性が、みんなあんな痛い思いをしてるのかと思うと、
my name is woman 女なら耐えられる痛みなのでしょう(?)というアン・ルイスの曲が何度も脳内リフレインした。
そしてわが子は男の子でした。
名前は
まさかの
「まさき」
です。
あれ、どっかで聞いた名前?
パクリ精神旺盛(証拠1、証拠2)な私は妊娠前から子供が出来たら雅紀とつける、と決めていたのですが、漢字は雅希にしました。
どんな状況でも希望を持てるか持てないかは本人の気持ち次第だと思うので、いつでも希望を持って進んでいける子になるように、そして(相葉ちゃんみたいに)明るくてやさしい人になってくれるように。
ご心配してくださった皆様、本当にどうもありがとう。
| 固定リンク | コメント (17) | トラックバック (0)
最近のコメント